三重テレビ『ゲンキみえ生き活きレポート』2021年3月7日

尾鷲市に常設の会場として3月13日オープンする『おわせマルシェ』!
『おわせせマルシェ』は、尾鷲商工会議所青年部が2017年に三重県立熊野古道センターを会場に年に1度開催!
以降、年々来場者の数が増え、2019年の第3回には8000人が訪れるようになりました!
キャパシティなどの問題もあり、年に1度から毎日開催に切り替えようと、常設の会場を自分たちの手で工事を行い、準備。
出店希望者に紹介しながら、「人と人をつなげる」、新しい尾鷲の人が集まる場所を目指して、若い力を集めて奮闘する小倉さんたちの姿をレポートします!

尾鷲市のランドマークとして30年以上にわたって親しまれてきた煙突が、発電所の廃止にともない、解体され、姿を消しました。
そして、熊野と尾鷲をつなぐ熊野尾鷲道路が今年の夏に全面開通予定。
ヒト、モノの動きが大きく変わろうとしています。

 

そんな尾鷲にふさわしい、ビックリな施設がこの3月にオープンするということで一足早くやってきました。
『おわせマルシェ』です!

 

『おわせマルシェ』のオーナーの小倉裕司さんと、グランドマネージャーの大形あかねさん。

「今まで年1回開催してきた『おわせマルシェ』はたくさんの方に支えられたこと、応援されたことを受け、毎日開催することを決めました。
今日は出店者・出店予定の方に向けた内覧会を行う予定です」

と、小倉さん。

 

『おわせマルシェ』は、尾鷲商工会議所青年部の地域貢献イベントとして、2017年、熊野古道センターで開催。
年に一度のイベントとしてスタートしました。
第1回の来場者はおよそ2500人。
2018年の第2回は5000人。
2019年の第3回は8000人。
尾鷲の若手が集い運営する、県内でも最大級のマルシェに育ちました。
そして今年3月、常設のマルシェとして『おわせマルシェ』をオープンすることとなりました。

 

「まだまだ若いエネルギーが秘められていると感じています。
来場客も年々増えてきたので、『まだまだこの地域は元気があるな』という思っています。
第3回の『おわせマルシェ』の際、場所のキャパシティや駐車場など、問題が出てきました。
4回目はちょっと難しいかもとの思いから、年1回ではなく毎日開催に切り替えることになりました」

と、小倉さん。

 

この日は3月13日のオープンに向けて出店者のみなさんを対象にした内覧会です。
真剣に説明を聞く出店希望者のみなさん。
出店者は指定の大きさのブースに商品を展示。
販売はマルシェのスタッフがするため、常駐の必要はありませんが、ブース代と売上げのマージンが発生します。

 

新型コロナウイルスの感染予防のため、朝からずっと、少人数で時間をずらしての開催。
お疲れさまです。

 

グランドマネージャーの大形さんは、尾鷲ヒノキによる手作り雑貨を扱っています。

 

「今回は内覧会の見本として、出品しています。
目標としては10店舗から30店舗ぐらいを目指していますが、もっと増えることができたらいいかなと思っています。
まだまだスペースはあるので、キッズスペースとワークショップのスペース、後はフォトスタジオを作ろうかなと思っています。
今後の予定は、今のところ未定なんですけど、いつかは作りたいですね」

と、大形さん。

 

続いては、カフェスペースで提供予定のメニュー、バターチキンカレーの試食です。
とってもクリーミーです!

 

「子どもから大人まで、みんなが食べていただけるようなカレーを意識して作りました」

と、シェフ。
もちろん、こちらのカレーは出店希望者の方にも試食していただきます。

 

「『おわせマルシェ』に1回目から出店していて、今回のことにも興味があり参加しました。
室内でこんなに大きいところはなかなかないので、私の周りの子育て世代の方とかも楽しみにしていると思います」

「ここでの出店委託販売を考えていたのと、この中でどんなことができるのかを知りたくてきました。
『おわせマルシェ』には過去全て出店しています。
お米を使ったハンドメイドのアクセサリーも作って販売したことがあります。
うちの店を知っていなくても、ここならば市内市外から人が集まる可能性があるので、お店や商品を知ってもらうきっかけにしたいですね」

と、出店希望の人たち。

 

『おわせマルシェ』の建物は、ほぼ90%が手作り!
すごいパワー!
すごいエネルギーですね。
作業してくれたのはボランティアで集まったメンバーのみなさん。
もちろん平日は仕事があるので作業は夜。
そして土日は朝からしっかり作業!
木材や資材も、地域の企業などから提供を受けたり、格安で譲ってもらったりしたそうです。

 

もちろん内覧会のこの日も、若いメンバーもお手伝い。

「僕たち二人とも金融系の仕事をしているので、まったく業種が違うんですが、少しずつビス打をてるようになったしてきました」
あとはそれこそ本当に、断熱材を入れたりワックス塗ったりと、いろいろさせていただきました。
若い人たちが集まることができる場所がなかなかなかったので、ここができることで移住される人などとの輪が広がっていってほしいですね」

「下の床張りから始まって、壁を作ったりとか…本当今までやったことがない事を手探りでやってきました。
みんなで協力しながらやっとここまでできたなぁと思うと、結構感慨深いです」

畑違いの作業も、みんなで協力すれば前に進むんですね!

「『おわせマルシェ』を、理念としている『人と人をつなげる場所』にもっとしていきたいと思います。
まだまだ僕たちの力は小さいですが、尾鷲から東紀州、そして三重県全体を盛り上げていけるように頑張っていきたいです!」

と、小倉さん。

 

ヒトとヒト。
ヒトとモノをつなぐ『おわせマルシェ』。
来週3月13日、いよいよオープンします。

最初の規模、店舗数は決して多くはありません。
まだ未完成の場所や施設もあるかと思います。
でも日々、お客さんや出店者さんと共に成長していくのが、『おわせマルシェ』。
足を運ぶたびに新しい何かを発見できるはずです。